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第4回 ローマからの手紙 

2008年12月28日、もう終わりのときですね。
今年1年皆様には本当に感謝しております。
ありがとうございました。

さー来年2009年はかなり厳しい年になりそうだ。
でも、我々も皆もまけないでがんばりましょう。

私代官山の古狸は1月4日より第二に故郷
イタリアへ行ってきます。

私の師匠SABATINI兄弟に表敬訪問を、そして
長兄サルバトーレのお墓参りに10年ぶりです。

そして2人の兄弟も80歳を越えようとしておりますので
この時期を逃すと、今後は何時になるかわかりませんので
弾丸トラベルでいって、最後の1日は、ミラノスカラ座のメンバーと久しぶりの再開を果たしてこようとかんがえおります。

何故かって、来年9月の日本公演の予定があり、
その間クオーレ ディ ローマにも大挙訪れる予定ですので
勿論食事にですがその、相談であり、
最終日には、当店でのミニコンサートの予定の相談をするためです。

とにかくこの結果は年明けイタリアから帰国したら、
このコーナーでお伝えいたします。

それでは皆様もよいお年を、お迎えくださいませ。

時節柄、風邪やインフルエンザが流行ってきております
どうぞお体をご自愛くださいませ。

代官山の古狸 今泉 博


ローマの街並


2010.03.08  投稿者  | PermaLink

第2回 私に感動をくれた男達

その一 桑田 真澄 背番号18(野球人)

桑田真澄18と出会ったのはもう17年位前である。
私が25年間勤め上げた青山のSABATINIと言うイタリアンレストランに(当時はイタリアンでは日本一の売上を上げていた店である)野球がオフシーズンの、ある日3~4名で現れて、私に
「巨人軍の桑田 真澄です。実は今日伺ったのは私が今まで世話になっていた帝国ホテルのレストランのウエイターが退職することになり、お礼にどこか食事に行こうと誘ったら、それならば青山にあるイタリアンレストラン【サバティーニ青山】へ行きたいとリクエストされ、今日来たしだいです」との事。

当時の桑田と言えば大巨人軍のエースであり、野球を少しでも知っていれば、誰もが知りえる有名人であり野球界のスーパースターである。
そんな彼が、たかが私ごときにわざわざ頭を下げて挨拶にきてくれた事が私に感動を与えてくれた。又それだけではなく、世話になったとはいえ帝国ホテルのレストランで働いていた若者が退職するにあたり、食事会を一緒にすると言う事、若者にとっては生涯の思い出になり、自身の仕事に誇りを持てたと思います。
そんな事をさらっとやってのける桑田に私も心酔してしまいました。
それ以来17年間、私は桑田と良い関係が続き、時にはゴルフを一緒に楽しんだり、(と言うよりは教えてもらうが正しいのかもしれない)ワインを一緒に飲んだりいろいろな話をしたりして時を過ごしてきたが、人の悪口や陰口などは殆ど聞いた事がなかった。

そして、桑田が一昨年、野球人生の大半を過ごした巨人軍のユニフォームを脱ぎ以前から一度は挑戦してみたかったMLBへのチャレンジが始まった。
偶然にも私も25年勤め上げたSABATINIを引退し、新たなるチャレンジとしてこの代官山にCuore di ROMAを開店させることになり、現在悪戦苦闘中である。
道に違いはあれど、過去の実績や経験値が、前にはだかる壁や障害を必ず取り除くと言う自信を桑田は持っている。そして全てをベストの状態にして、今年も2月10日前後にアメリカへ行くはずだ。
私も負けてはいられない、いや負けると言うよりは彼の信念、情熱、自信、なにくその精神を、生き様をみて強い感銘を受け、私も前に進んでいくぞ、と強い気持ちにさせられたのは事実である。


桑田真澄の野球回顧録
昨年暮れから今年にかけて桑田は中学時代からPL学園そして巨人軍のなかのエピソードをメディアや記事で多く語ってきた。
多少の事は聞いていたが今だから言える話が殆どで大変な経験や体験、間違えられた報道などや誤解をされた事も、すべて自分自身の中に呑み込んで、ひたすらに野球道に打ち込んだ本当に芯の強い男である。
そんな桑田に今年もエールを送りたい。
"Forza KUWATA" がんばれ!
私の人生観をも変えた男桑田 真澄に乾杯、

もっと色々な事を書きたいが次の機会にします。

文章の中で桑田さんの敬称を省いた事をお詫びいたします

Cuore di ROMA 今泉 博 BOSS (桑田さんから頂いたあだ名

左から、松坂選手・私今泉・桑田選手

左が私今泉・桑田選手

 

2010.03.08  投稿者  | PermaLink

第1回 ローマからの手紙

始めに・・・
私、今泉 博は今年で59歳になる中年おやじ、いや初老のおやじといったほうが的確かもしれない、でも気持ちは40歳半ばぐらいであるが、頭と体がなかなかついていけないことをいやというほど身に知らされたこの2年間であり、又強い精神がそれを克服出来ると言う事も、この年になってわかった次第であり、人生今尚勉強だなと言う感であります。
20歳の時に学生生活におさらばして、五木 寛之著書の"青年は荒野をめざす"に感化され、仲間とヨーロッパ乞食旅行に旅立ち、たどり着いたのがイタリア。
そこから40年弱、どっぷりとイタリアの食文化に浸かり、現在に至っている。
この間、すばらしい出来事や、人に言えないような恥ずかしい事、悔しい事、目から鱗がとれるような出来事が沢山あり、今後毎月この事にふれて皆様にお伝えできたら、このコーナーで話していきますので、是非ご覧下さい。

さて今もイタリア料理を続けていく中で私自身のテーマでもある言葉は

【感動を】

人生を生きていく中で何が人を成長させるのか、それは人々が五感で感じる感動と心で感じる感動、この感動がなければ成長は簡単にはありえません。
我々はお客様へどうしたら感動を伝える事が出来るのかをテーマに、元気の良い挨拶、汗水流して働く姿、イタリア食文化の知識、心のこもったサービス、料理を作る姿勢、そして技術と向上心、これら全てを心にこめて毎日励んでいく覚悟であります。
このCuore di Roma で

株式会社 エコ・イタリア
トラットリア クオーレ ディ ローマ
代表 今泉 博

 

2010.03.08  投稿者  | PermaLink
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